転職エージェントとは一体何か

エンジニアが別の職場で働きたいと考えたときに転職エージェントを利用することが多くなった。かなりの数の転職エージェントが活躍するようになったが、転職事情に慣れていない人はその正体をあまりよく知らない場合もある。エンジニア側から見ると仕事を紹介してくれるサービスだが、無料で利用できるのが不思議に感じられることもあるだろう。

そもそもエージェントとは仲介会社のことを指し、転職において会社と求職者の間を取り持つために転職エージェントと呼ばれている。転職の他にはフリーランスの案件紹介を行っているエージェントもあり、その場合は案件サイトやフリーランスエージェントなどと呼ばれているようだ。フリーランスの案件サイトについては案件サイトを徹底比較!を見てほしい。

転職エージェントのビジネスとしては企業との取引により成り立っているのが特徴である。企業からこのような人材が欲しいという依頼を手に入れて、その内容を吟味した上で適材を紹介するのを事業にしている。そして、その人材を紹介した成果報酬を企業から受け取ることによって利益を得ているのである。

相場として紹介した人材の年収の15%から30%程度を手に入れられるようになっている。たった一件紹介するだけでも大きな収入になるため、エンジニアは無料で利用するという仕組みにしてもあまり問題はない。むしろ、無料で使えるようにすることでできるだけ多くのエンジニアに登録してもらうことが重要だ。

エンジニアは人材が全体としては不足している売り手市場になっているため、転職エージェントにとっては人材確保の方が困難になりやすい。そのため、無料で利用できるどころか、転職に成功したときにお祝い金を出す場合すらあるのが現状である。エンジニアにとっては魅力が大きいサービスとなっている。